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Safranj, A.; 狩野 繁之*; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*; 鈴木 守*
Jpn. J. Parasitol., 44(2), p.170 - 173, 1995/04
新規の免疫診断技術を放射線利用により開発するため、マラリア抗体の一部をなす4つのアミノ酸をもとにメタクリロイル-L-アスパラギニル-L-アラニル-L-アルパラギニル-L-プロリンメチルエステルを合成し、その放射線分散重合によりポリマー粒子を合成した。この粒子とマラリア急性期患者の血清を反応させ、さらに標識された抗ヒトIgGを反応させた。粒子の断層を共焦点レーザー走査顕微鏡で観察し、マラリア急性期患者の血清と反応させた粒子に特異的な強い蛍光像が認められた。これより、上述の4つのアミノ酸を固定化するだけで、ポリマー粒子表面が抗体として働くことが示唆された。
Safranj, A.; 狩野 繁之*; 吉田 勝; 大道 英樹; 片貝 良一*; 鈴木 守*
Radiation Physics and Chemistry, 46(2), p.203 - 206, 1995/00
被引用回数:19 パーセンタイル:84.35(Chemistry, Physical)4種類のアミノ酸を含有するモノマー、メタクリロイル-L-アスパラギニル-L-アラニル-L-アスパラギニル-L-プロリンメチルエステルを合成し、その放射線分散重合によりポリマー微粒子を合成した。この粒子にマラリア急性期患者の血清を反応させ、さらに標識されたヒトガンマグロブリン(IgG)を反応させ共焦点レーザー走査顕微鏡で観察したところ、粒子表面に特異的な強い蛍光像が認められた。これは、マラリアの抗体となる4種類のアミノ酸の組み合せが、血清との反応により抗原・抗体反応を示したためと考えられ、この手法によりマラリアの免疫診断を簡便に行えることが実証された。
嘉悦 勲
Radiation Physics and Chemistry, 25(4-6), p.517 - 528, 1985/00
放射線重合法による生物機能成分の固定化とその医用材料への応用についてのレビューである。薬物固定化とその除放性医薬およびターゲッティングへの応用,抗体の固定化と免疫診断材料への応用,細胞の固定化とその増殖培養への利用,細胞融合への高分子の添加効果などのトピックスについて、最近の研究結果を中心にしてまとめたものである。
熊倉 稔; 鈴木 美枝子*; 足立 正一*; 嘉悦 勲
J.Immunol.Methods, 63, p.115 - 122, 1983/00
被引用回数:17 パーセンタイル:59.09(Biochemical Research Methods)免疫診断材料のためのマイクロスフィアーをアクロレインの放射線重合により合成した。アクロレインの放射線重合はいろいろの照射温度で真空中、空気中の雰囲気下で行い、重合条件と生成されるマイクロスフィアーポリマーの粒子の性質との関係について調べた。ポリマー粒子は照射温度によって著しく変化し温度が低下するにともない小さくなるが、-20C付近に粒径のピークがあることが明らかになった。照射線量が110rad、照射温度が-20Cで生成される粒子の大きさは比較的均一で、その粒子の大きさは2~4であった。ポリマー粒子の表面はアルデヒド基を有しており抗体及びリンパ球細胞の結合の試験を行った。抗体との結合性は良く非特異吸着もアルブシンの添加二よって防止できた。細胞との結合性もフジマキ細胞について調べた結果、著しい凝集反応が生ずることが明らかになり、免疫診断材料として使用できることがわかった。